こんにちは!化学系メーカーに勤めている転職2回経験者の春巻き太郎と申します。
この記事では
- 「転職することに決めたが、何から手を付けてよいかわからない」
- 「なるべく効率的に、後悔しない転職がしたい」
と思われている方に向けて、転職活動の進め方についてお教えします。
特に働きながら転職活動を進める場合は、とても大変。
できるだけ負担を減らしながら計画的に行きましょう!
前回Part1では転職の方針を決めました。続いては具体的に転職活動を進めていく段階になります。
私はエージェント経由で1度、自分で転職サイトから応募し1度、内定を得て転職しています。これまでの経験をもとにそれぞれの方法の良い点・悪い点をお伝えします。
最後には最もおすすめの使い方を書きましたのでぜひ参考にしてください!
転職エージェント – 頼りになるが味方にも敵にもなる
CMなどの広告で見る機会も多い転職エージェントのサービスです。転職しようとなったときにまず利用を考えることが多いのではないでしょうか。
一番大きな特徴は求職者一人一人に担当者が付き、転職準備から内定獲得までをサポートしてもらえる点です。なかなか周りに相談できない孤独な戦いでもある転職活動。このような伴走者がいることは心強いです。
ただしこのようなメリットがある一方で、注意しないと担当者の成果のために利用されるケースも・・・。
具体的にメリット・デメリットを見ていきましょう。
転職エージェントのメリット
- こちらの希望に合った求人を紹介してもらえる
- 企業に対して代わりに応募手続き、面接日程調整等を行ってもらえる
- 職務経歴書の添削や面接対策サポートがある
- 大手企業の求人が掲載されていることが多い
転職エージェントに申し込むと、担当者との面談が設定されます。そこで希望する仕事内容や条件について話し合った後に複数の求人票が送られてきます。応募したいものがあれば応募ボタンをワンクリックするだけで煩雑な手続きや日程調整を行ってもらえます。
また、応募時に必要な職務経歴書の作成についても書き方についてアドバイスがもらえます。新卒での就活では必要がない書類なので、初めて転職しようという方にはなじみがないのではないでしょうか。書き方のコツを知っているかどうかは転職成功確率に大きく影響しますので、添削サポートが受けられるのは特に転職経験のない方には嬉しいですね。
そして、ほかの求人サイトでは検索できない大手企業の求人が多く掲載されています。企業が転職エージェントを使って採用活動を行う場合、1人採用できたら予定年収の約3割をエージェントに報酬として支払います。つまり一人について100万以上のコストがかかるわけです。
コストがかかっても中途採用の採用活動を効率的に行いたい大手企業が転職エージェントに掲載することが多いため、大手企業への転職希望がある方はぜひ利用を検討しましょう。
転職エージェントのデメリット
- 必ずしも希望をしっかり汲み取って紹介されるとは限らない。
- 早く内定を取らせるために、質が良くない求人を勧められることも。
私自身が経験したことですが、製造業の化学系研究開発職の希望を出したにも関わらず、生物系の開発職や製造オペレーターの求人を紹介されたことがあります。
担当者が詳しくなかったことが原因なのか。または私の伝え方が悪かったのかは分かりませんが、このようなズレで余計なストレスが生まれることがあります。(あまりにかみ合わない担当者の場合は変更してもらいましょう。)
また、早く内定を取らせて自分の成果としたい担当者の場合、いつも求人募集をしている質の良くない求人を勧めてくる場合があります。担当者が勧めるのだから素晴らしい求人に違いない!と信じ込まないように、違和感を感じたらはっきり断る、事前に会社について調べるなど気を付けるようにしてください。
自分で転職サイトから応募 – 転職初心者には△だが、意外な会社との出会いも
一方、転職サイトに登録し、求人検索から応募、面接日程調整等の一連の流れを自分で行うパターンについて見ていきましょう。
この方法ではエージェントの担当が付かないため、「転職について詳しく教えてほしい!」「職務経歴書ってどうやって作れば良いの?」という転職初心者の方には積極的におすすめはできません。ただし、転職エージェントでは見つからない企業とつながることも・・・!
自分で転職サイトから応募するメリット
- 急かされることなく自分のペースで転職活動ができる。
- 転職エージェントでの採用活動が難しい中小規模の会社を多く見つけられる。
自分のペースで転職活動ができる点が最も大きいメリットだと思います。エージェントを使う場合、担当者が何件以上は応募しましょうと言い、急かされることも。一刻も早く転職したいという場合は良いかもしれませんが、良い求人があれば転職したい方や3か月以上のスパンで転職したいという方にはむしろ負担になるケースもあります。
また、上で大手企業が転職エージェントを採用活動に使用することが多いと書きました。かけられるコストが大きいことが理由ですが、一方で費用面で余裕があまりない中小企業は転職サイトに掲載するケースが多くあります。地元で働きたい、人数の規模が小さい会社で活躍したいという希望がある方には自分で転職サイトから探す方がフィットする会社が見つけられるかもしれません。
自分で転職サイトから応募するデメリット
- 日程調整や応募先企業とのやり取りを自分で行う必要がある。
- 基本的には職務経歴書も一人で作成。面接対策もなし。
デメリットとしては、転職活動に関わる手続き・作業をすべて自分で行う必要がある点に集約されると思います。応募先企業の採用担当者へメールや電話で連絡し、面接日の日程調整等をする必要がありますので、負担を感じることも多いでしょう。
また転職活動のサポートも最小限のため、転職活動を始めて行う方が最初の手段として選ぶのはおすすめしません。
結論:あれもこれも手を出さない!
それでは結論としてどの手段が良いかお伝えしましょう。ずばり、
- まずは転職エージェントに登録
- 慣れてきて、必要であれば転職サイトも併用
という流れです。
エージェントで転職活動をスムーズに開始し、やり方を身につける。そして慣れてきたころに転職サイトも使って自分に合った求人を幅広く探す。これが基本の流れになります。
特に在職中の転職であればメインに使う手段は最小限に絞る
ではいくつ転職エージェントに登録すれば良いのでしょうか。一般的な転職方法では複数登録し、情報を漏れなく集めることが推奨されています。しかし私は最小限に絞って利用することをお勧めします。
私も最初の転職の際は複数のエージェントに登録しました。ただし送られてくる求人票もかなりの数になり、すべて見切れないことも・・・。それぞれの担当者とのやり取りも多くなり、サービスを十分に活用しきれていない感覚がありました。
在職中で転職活動する場合、仕事が終わって疲れて帰ってから、たくさんの求人をチェックするのは結構大変だったよ
この経験があり、1回目の転職の後半や2回目の転職ではメインに使う転職エージェントは1つに絞りました。正直どれを使うかについてはある程度大手のサービスであれば違いはないと思います。デザインが良く使いやすい、担当者が良い人だ等、気持ちよく転職活動できるかで決めましょう。
ちなみに転職サイトについても同様に数を絞りましょう。
転職希望者の皆さんが良い転職活動をスタートできることを祈っています!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
コメント