気持ちよく辞められる退職交渉のポイントを解説! 転職活動の進め方Part5

転職

こんにちは!化学系メーカーに勤めている転職2回経験者の春巻き太郎と申します。
この記事では

  • 「内定受諾したし、あとは退職を伝えるだけ!でも誰から話せば良いんだろう?」
  • 「大変なことも多かったけど感謝はしているし、なるべく円滑に辞めたい」

とお悩みの方に向けて、この通りやれば大丈夫という退職交渉マニュアルを作成しました。

ぜひ参考にして転職活動のラストを良いものにしてください!

これさえ守れば大丈夫!鉄板の退職手順と流れ

仕事を続けながら内定を獲得した方、長い転職活動お疲れ様でした。ここまで来たらあとは退職を伝えるだけです!

ですが退職交渉こそが転職活動の締めくくりとして重要なステップですし、何よりかなりのストレスがかかります。そのため、ここをうまく乗り切ることが次の会社での活躍にも直結すると考えています。

私自身も2回退職手続きを進めた経験がありますが、1回目の時は手探りで進めていったため特に大変だった記憶があります。

春巻き太郎
春巻き太郎

いろいろなサイトを検索して退職の伝え方を調べたりしたけど、

これで良いのか?と思いながらだったからめちゃくちゃ緊張と不安があったよ。

そこで皆さんがこの通りに進めたら大丈夫という方法を書きました。これに沿って退職手続きを進め、スムーズに退職できるように祈っています!

転職先への入社を確実にする

入社を確実にした段階で退職交渉を開始します。ここで言う「入社を確実にした」とは

入社の意思を転職先の会社に伝えて労働条件に合意した

段階のことを言います。基本的には書類にサインをして合意となりますが、経験上必ずしもサインが必要ということはありませんでした。少なくともメール等の文面で合意したことが残るようにしておきましょう。退職したものの入社できないとなったら大変ですから、ここは固く行きましょう。

※転職エージェントを使っている場合は退職交渉を始めるタイミングの指示があると思いますので、それに従ってください。

直属の上司へ退職の意思を伝える

まずは直属の上司に退職することを伝えましょう。念のため、直属の上司とは所属するグループや課をまとめている人になります。一般的には課長やグループ長といった役職でしょうか。
間違っても部長や総務部に先に伝えてはいけません。余計な揉め事やトラブルの原因になります。

まずは上司と一対一で対面で話せる状況をつくります。メールで「少しお話できる時間をいただけますか?」とアポイントを取りましょう。予定が合わない場合には、朝早く出社する上司の場合は自分も早くに出社するというのも手です。

一点注意ですが、上司以外の同僚に辞めることを気づかれないようにしてください。

さて、話す時間と場所を確保したら、
「突然ではありますが〇月末で退職したいと思います。退職日と引継ぎの調整をお願いします。」
と端的に退職の意思を伝えましょう。

次におそらく上司は退職理由を尋ねてくるでしょうから、
「転職先が決まったからです。」と、ここもきっぱり答えましょう。一身上の都合とぼやかしたり、本人・家族の健康問題、家業を継ぐといったごまかしはせず、本当の理由で良いと思います。

転職先はどこか?と質問があるかもしれませんが、言う義務はないので社名は伝えないようにしてください。人によっては会社のネガティブな情報を言ってきて、引き止め材料とする場合があるためです。

ただし全く答えないのも抵抗がある方もいるかと思いますので、そのときは○○業界とか○○系の製造業といったフワッとした情報だけ伝えて乗り切りましょう。

引き止めへの対応

直属の上司に退職を伝えたら、その上司や、報告を受けた部長や総務部から引き止めを受けることがあります。なぜ辞めるのか、ここではやりたいことができないのかと聞かれるでしょう。

ここでもはっきりと

  • 転職先が決まっており、入社について合意していること
  • 次の会社で○○職がしたい、○○業界で働きたい

という点を伝えましょう。「希望の部署に異動させる」「給料を上げる」といった言葉をかけられ、決断が揺らぐかもしれませんが、そのような約束は実現しないものと考えましょう。

口約束で信用できるものではありません。もし仮に本意だったとしても、約束した上司が異動・退職してしまい叶わなくなる可能性も十分にあります。

信じて今の会社に残ったとしても一度退職を申し出た社員という扱いで不利益を受けることもありますので、退職を伝えた時点で後戻りはないものだと覚えておいてください。

退職日・有給消化の相談

退職について了承されたら退職日・有給消化について相談しましょう。入社日から残りの有給日数を差し引いたところを退職日とするのが理想的な形ですが、実際は引継ぎ対応や社内の慣例などによって有給全消化は難しいことが多いと感じます。

春巻き太郎
春巻き太郎

今までの2回の退職では残り有給日数の50~70%ぐらいを消化して辞めたよ。

定年などで退職する人は全消化するけど、転職では難しいケースが多いかな。

もちろん会社側からすべて消化してから辞めてくださいと言われた場合はその通りに消化スケジュールを立てましょう。

引継ぎにかかる時間と残り有給日数、入社日までの日数を考えつつ、上司などと相談しながら退職日までの予定を確定させてください。退職日がずれてしまうと次の会社に迷惑が掛かりますので、ここもしっかり行いましょう。

業務引継ぎ

最後まで良い印象を残して辞めたい!という方にとっては業務の引継ぎが一番のポイントと思います。

同僚や会社になるべく負担がかからない形で辞めることで、最後までしっかり頑張ってくれたという印象を残すことができます。引継ぎの項目としては、

  • 業務マニュアル作成
  • 抱えていたテーマの進捗状況説明
  • 関わりがある取引先や協業先への連絡

が中心となると思います。

マニュアルについては必要以上に丁寧に作りこまなくても良いと思いますが、見ながら業務を進めるのに困らないレベルには仕上げましょう。できれば後任にマニュアルを見てもらいながら業務説明を行ったり、抱えていた業務の進捗まで共有しておくと良いと思います。

取引先や協業先への連絡については、退職の連絡と後任の紹介を行いましょう。どこまでの範囲に連絡するかは付き合いの深さにもよると思いますが、少なくともお客さんと後任が今後関わることが多い所には必ず連絡しましょう。

退職日当日

退職日当日は

  • デスクの片づけ
  • 会社の持ち物を返却
  • 同僚へのあいさつ

で終わるパターンがほとんどだと思います。

会社の持ち物については、名札、社員証、保険証はセキュリティ上の理由もあり確実に返却を求められますので持ち帰らないように気を付けましょう。ほかにも必ずではありませんが名刺、制服・作業着も返すように言われることもありますのでその時は指示に従いましょう。

あいさつについては午前中に同じ部(会社規模が小さければ会社全体)に向けてメールを送り、午後に特にお世話になった方に直接あいさつするのが良いと思います。メールを早めに流しておくと、もし返信があった際に返すこともできますし、直接あいさつする際のクッションにもなりますのでオススメです。

まとめ

転職活動の締めくくりとして一連の退職手続きについて紹介しました。辞めた会社の同僚とは意外と今後も付き合いが続く可能性もあります。内定をもらって気を抜いてしまいそうになると思いますが、立つ鳥跡を濁さずの精神で最後まで頑張ってください!

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