こんにちは!化学系メーカーに勤めている転職2回経験者の春巻き太郎と申します。
この記事では
- 「転職活動の適性検査なんて形だけじゃないの?」
- 「新卒の時にもやったし、特に対策を取らなくてもいいでしょ~」
と思われている方に対して、私自身が内定獲得寸前まで行っていたのに適正検査で落ちた時のエピソードをお伝えし、同じような目に遭わないようにしていただきたいと思います。
早速ですが、この記事でお伝えしたいポイントは下の2点です。
- 適性検査に潜む地雷問題(と思われるもの)を確実に避けよう!
- 適正検査で本当のあなたを知りたいわけではないので、気を引き締めて面接だと思って答えよう!
まさか落ちないだろうと思っていたら、不合格でがっかりだったよ・・・
不合格までの一部始終
最高の手ごたえ 書類通過~一次面接
この悲劇が起こったのは、2回目の転職活動を始めた直後のことでした。
エージェントと面接を行い、最初にまとめて20社ほど紹介された企業から4社ほど選択して書類応募したところ、そのうち1つの某機械系メーカーの選考に通過しました。
私の1回目の転職活動期間は約4か月と長く大変な労力がかかったこともあり、今回はサクッと終わらせるため、面接準備も万端に気合十分で一次面接に挑んだことを覚えています。
会社に到着し面接室に入ると、人事部長1名、求人部署の部長と課長が1名ずつの計3名がいらっしゃいました。
まずは自己紹介から始まり、志望理由、転職の動機と定番の質問が続きます。
自分で言うのもあれですが、非常にスムーズに返答でき、面接官もポジティブな印象を持ってくれているなという印象でした。
「これはいい感じだぞ・・・!」と心の中でガッツポーズをしていると、なんと人事部長の方から入社した場合の給与額の提示がありました。しかも基本給が○○万円、ボーナスが〇月分で、平均残業時間を考慮すると年収は○○○万円です、といったようにとても具体的な数字を出されました。
通常、一次面接では具体的な条件の話をすることは少なく、最終面接で伝えられるか、もしくは内定後に渡される労働条件通知書をもとに話をすることがほとんどです。一次面接でこのような提示がある場合は、内定を出すつもりで面接をしているケースがあるという情報を転職関係のサイトで見たことがありました。
これはもしや・・・と思ったところ、さらに入社後の研修スケジュールについても説明を始められました。
「はい、内定ゲット~」と顔には出さないものの内心高笑いしていました。いや、もしかすると顔にも少し出ていたかもしれません(笑)。
面接の最後には、「最終面接は役員が担当しますが、まあそれは形式程度なので気楽にどうぞ」といったダメ押しをいただき、面接室を出ました。この時、完全に受かったつもりでいたことは間違いありません。
おまけのつもりの適性検査
待合室に戻ると、総務の採用担当の方が来られました。
「お疲れさまでした。終わった直後で悪いのですが、適性検査を受けていただくことになっていまして。20分ほどで、できるだけ悩まずにすべての問いに答えるようにしてください。まあ、おまけみたいなものですから、気楽にどうぞ。」
たしかに、先ほどの面接の手ごたえからすると受かったも同然です。チャチャっと終わらして帰ろうと思い、問いに対してあまり深く考えず、素直な気持ちでペンを走らせたことを覚えています。
すべて回答し、用紙を担当者の方に預けて会社を出ました。
ちなみにこの日の時点で転職活動開始から2,3週間ほど。こんなにうまく進むなんて、さすが2回目の転職活動なだけあるなあ~と自画自賛しながら帰宅しました。
まさかの不合格通知
さて一次面接から3,4日が経過した日、当時勤務していた会社で業務を終え、最寄りのバス停まで歩く途中でをチェックすると、
「一次面接の結果」
という題名のメールが目に入りました。
「まあ、受かってますから。最終面接の日時はいつかな~。」と余裕の気持ちで文面を確認すると、そこには衝撃の内容が。
「今回はご期待に添えない結果となりました。」
なにそれ?と思い読み進めると、
「理由:適性検査のスコアが基準を満たさなかったため」とありました。
適性検査で落ちることなんてあるのか、、、と非常にショックを受けました。頭が真っ白な状態となりメンタルズタボロでしたが、なんとか帰路のバスに乗り込み、家までやっとのことで到着しました。
正直なところ、このことをかなり引きずってしまい、転職活動再開まで2週間ぐらいかかりました。
落ちた原因について振り返る
一旦冷静な状態を取り戻した段階でなぜ適性検査で落ちてしまったかを振り返ってみました。
すると、選考落ち自体はショックな出来事でしたが、全く予想もしなかったかと言われるとそうではないかもという気がしてきました。真実は分かりませんが、おそらくスコアが下がった原因となるものがあったように思います。
油断して踏んでしまった地雷(と思われる問題)
適性検査の膨大な問いはなかなかテストを終えた後では覚えていないものですが、1つ印象的な質問が頭に引っかかっていました。それは
「働きすぎは体に良くないと思う。」
というものにYESかNOで答える質問でした。これに対して少し迷ったあと
「YES!」
とマークしたことも覚えていました。だって仕事のプレッシャーに体をさらす時間は短いほうがよいし、その方が健康的でしょう(笑)
ただ冷静になって思えば、受かることを念頭に置けばNOと答えるべき質問だったでしょう。入ってからバリバリ働いて戦力になってもらいたい中途採用者としては、労働意欲が高いことをアピールすることが最重要事項だったと思います。
受かったと思ってボロが出た
ではなぜこんなイージーなミスを犯してしまったのか。それは
「油断した」
からに他なりません。転職活動を早く終わらせたいと躍起になっているところに、内定が濃厚なサインをこれだけ見せられたら気が抜けてしまうのは、仕方がなかったかなとも感じます。
ただし内定通知書を得るその瞬間まで、試されている立場として気を引き締めるべきでした。
まとめ
ここまで読んでいただいたように、経歴や面接の受け答えが良かったとしてもそれをひっくり返してしまうのが適性検査です!
これから転職活動を進められる方、適性検査が選考に入っている方は私の体験を反面教師にして、内定をつかんでください!
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